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 去る、3月3日、第1回定例会におきまして、自由民主議員団を代表して、退任表明をされた、小倉区長に対しまして、 最後の代表質問を致しました。渋谷区が置かれている現状を踏まえまして、当面する政治課題につきまして、 約1時間に渡り、区長に質問をし、ご回答いただいた事項について、それぞれ要旨を掲載させていただきます。 今後共、常に問題意識を持ちつつ、議会活動をして参ります。よろしくお願いします。
代表質問及び回答の要旨
所信表明、新実施計画、高齢者福祉、青少年問題等を問う

自民議員団 丸山高司議員


- 区長所信表明について

 問  今回の区長退任表明は、青天のへきれき、驚天動地の事で残念であるが、 在任の八年間は着実に成果を上げてきた。そこで明日の渋谷を託す、 次のフレッシュな人材に、何を求めるのか聞きたい。

 区長  区民の幸せのため、区政を継続的、安定的に発展させる人でなくてはならない。


- 新実施計画(第五次)について

 問  平和・国際都市渋谷を実現する事業をどのような考え方、また体制のもとに推進していこうとしているのか。

 区長  十月一日「渋谷の日」の記念行事、区民・団体のネットワーク化による 推進体制の整備を行い、平和の大切さを啓発するとともに、多くの国の人々と交流し、 相互理解を深めることが重要である。

 問  高齢者センター(仮称)はどのような機能と規模を持ったものにするのか、現時点での 構想を伺いたい。

 区長  健康づくりや介護の予防及びふれあい食事会、ボランティア活動の拠点施設と考えているが、 更に区民の意見、要望を踏まえ検討したい。

 問  上原中学校の改築は、学校建設の考え方の基本をどこに置き、どのようなスケジュールで進めていくのか。

 区長  地域に開かれた学校、人や環境にやさしい学校、災害に強い安全・安心な学校づくりを基本としたい。 計画では、十五年度に基本設計、仮校舎として使用する代々木高校の改修工事など、十六、十七年度に改築工事を 実施し、十八年度に開校予定である。

 問  恵比寿点広尾地区に図書館新設を英断したが、今後の計画を聞かせてもらいたい。

 区長  地域図書館として、西原図書館程度の規模を考えている。十五年度に基本構想、 用地選定などの検討をしたい。

 問  すでに始まっているボランティアグループの緑化活動を今後どのように支援、育成していくのか、 又「緑のボランティア・ネットワークづくり連絡会」を温室植物園の事業展開の中で、どのように 位置付け、構築していくのか。

 区長  ボランティア団体へは、緑化に関する学習や草花の種の購入経費を支援したい。 また、温室植物園をその活動拠点としてご利用いただき、相互連携のための連絡会を 組織し、植物園の施設管理面、運営面で参加してもらいたい。

 問  区内公共施設の屋上緑化について、今後の計画を示してもらいたい。 また、誰もが屋上緑化された施設を公園のように自由に楽しむことができれば、 環境対策、やすらぎの空間提供として一石二鳥の効果が期待できると思うが。

 区長  十四年度は、学校三校、ケアステーション笹幡本町、リフレッシュ氷川で実施し、 十五年度は、学校四校、幼稚園一園で予定している。公園のような整備は、 プライバシーの配慮、施設管理上の安全性確保問題などがあるが、条件を満たせば、 ご提言の趣旨に沿って積極的に検討したい。

 問  最近、特に激しさを増す、強引な勧誘やキャッチセールス等に対応するため、 「渋谷区安全・安心でやさしいまちづくり条例」に「つきまとい勧誘行為の禁止」という 条文を加える考えはないか。

 区長  商店街などの地元関係者、警察などの関係機関と十分協議し、条例化を含めた 対策を、総合的に検討したい。


- 高齢者福祉について

 問  介護保険制度の将来展望は厳しい。基金をほとんど取り崩し、積み増しが不可能なこと、 また後期高齢者人口の増大に伴う介護給付費の増加が見込まれ、大幅な保険料の 値上げが懸念されるが、今後の見通しはどうなるのか。

 区長  議員ご指摘のとおり、保険料の大幅な値上げが見込まれるところであるが、 介護保険制度は、十七年度に制度見直しを行なうことになっている。 国は、十六年度に法改正を行う予定であり、その推移を見守りつつ検討したい。

 問  今後は、より多くの高齢者が、元気で生き生きと活躍できるための施設の 充実が求められていると思うが。

 区長  本年二月より「シニアいきいき教室」を「シニアいきいき大学」として昇格させ、 教養・文化講座を新設し、また、パソコン講座を拡充するなど内容の充実を図りたい。

 問  高齢者が社会参加するためには、移動手段が不可欠であり、コミュニティバスは有用な サービスと考える。本町ルートの検討状況を聞きたい。

 区長  本町方面については、現在、バス事業者と協議を重ねているが、本町区民会館から 六号通り坂下、幡ヶ谷保健相談所へ出る道路が狭く、ネックとなっており、バス事業者と 代々木警察署で調整を行っている。その問題が解決され次第早期に実現したい。

 問  介護タクシー・リフト付きタクシー利用は要介護以上の高齢者が対象であり、 要支援・虚弱高齢者が利用できる新たな移動サービスを研究することが必要ではないか。

 区長  ご指摘のとおりであり研究していきたい。

 問  障害者福祉は、支援費制度導入以降、どう取り組んでいく考えか。また、十五年度に 設置予定の知的・身体・精神の三障害者を対象とする就労支援センターの開設時期、 運営内容を聞きたい。

 区長  区内には支援費制度の対象施設はないが、心障センター、生活実習所、民間授産施設などは、 従来通り利用していただき、今後のサービス提供の基盤整備は、障害者保健福祉計画を 策定し、計画的に実施していきたい。支援センターは勤労福祉会館一階に秋頃オープンを 予定している。


- 青少年育成審議会最終報告

 問  家庭、地域、教育関係者が、この報告を共通認識として、青少年の健全育成を進めていくことが 重要であるが、どのように取り組むのか。

 区長  審議会委員による対話集会、教育相談、また、家庭教育学級で提言を 教材として利用し、報告内容の普及促進に取り組みたい。


- 教育問題について

 問  従前から特色ある学校づくり、開かれた学校づくりに意を注いできたことと思うが、 今回の重点的な施策は何か。

 教育長  十六年度に松擣中を英語教育重点校、広尾中を中高一貫校にするための準備、 基礎学力向上を目的とした少人数指導、外国人指導助手による授業時間の増などのほか、 学校評議員制度の全校実施、民間の人材の授業等での活用などである。

 問  青少年育成審議会の最終報告を、家庭、地域、学校の各分野で実効あるものとするため どう取り組んでいくのか。

 教育長  社会教育では、家庭教育を支援する事業、青少年の豊かな体験活動を支援する事業を 地域の方と協働で展開し、学校教育では、道徳教育、体験的学習などの充実を図る。




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© Takashi Maruyama